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近年女性の起業が、増えています。例えば、自分の「好きなこと」「得意なこと」を仕事にするパターンです。それを背景に、自宅やレンタルスペース、シェアハウスのニーズも高まっています。こうした女性は「プチ起業家」「おうち起業家」「サロネーゼ」と呼ばれ、テレビや雑誌で特集を組まれるほどです。
例えば女性の開業比率は、2020年には21.4%に達しています。また全国の女性の社長は、54万人にのぼります。
このような女性起業家の増加の背景には、インターネットネットの普及があります。無料で告知できるSNSやネットショップの登場で、小資本でビジネスができる環境が整いました。
ただしビジネスは、起業がゴールではありません。起業はスタート地点で、継続して成長させることが大切です。例えば個人事業主の場合、開業して2年で50%が廃業に追い込まれるといわれています。だからこそ、スモール起業で堅実に軌道に乗せることが大切です。
では、起業で成功するためにはどんなポイントがあるのでしょうか。本記事では、成功トレンドや編集部おススメの女性起業職種ランキングなどを解説します。
1. 女性が起業で成功する重要ポイントとは
これから起業をしようと考えている女性の方は、期待と不安で一杯だと思います。そこでやはり気になるのは、どうすれば成功するのかです。ここでは女性起業成功例の共通の特徴や、独立開業しやすい仕事のスタイルを解説します。
1-1. 女性起業成功例の共通点とは
既に成功している女性起業家の共通点には、どんなものがあるでしょうか。以下に、共通の特徴を挙げます。
<成功している女性起業家の特徴例>
① 自分がやりたいことへの熱意がある
② 数字で物を考えることができる
③ 失敗を恐れず行動することができる
④ 失敗してもそこから学ぶことができる
⑤ 社交的で常に学ぶ姿勢がある
どんな優秀な女性でも、事業が軌道に乗るまでには必ず挫折はあります。そんな時、挫折を乗り越える原動力になるのが「やりたいことへの熱意」です。また事業には、常に数字で見る視点が欠かせません。具体的には、運営している事業を「売上」や「利益」、「コスト」で定量的に把握することが求められます。
また創業時の資金負担を軽減するために、女性起業助成金や補助金の活用も重要です。また女性起業セミナーや女性起業家コミュニティに参加して、切磋琢磨するのも効果的です。迷いがある場合、女性起業コンサルタントの活用も選択肢として有効です。
本サイトの『女性起業家の成功ポイントとは?有名な女性起業家やコーデも紹介』では、女性起業成功例を解説しています。是非、参考にして下さい。
1-2. 女性の起業で成功しやすい仕事の特徴
1-2-1. 好きで自分の強みを生かせる
仕事には収入を得るという側面もありますが、自己実現的な部分も大きいです。例えば、仕事で自分の強みが評価されるとやる気が出るものです。また事業が軌道に乗るまでには、長時間の労働も余儀なくされる可能性があります。そんな時にモチベーション高くやるためには、「好き」と「得意」が大切です。この2つがあると、失敗や挫折をしても乗り越えられる可能性がグンと高まります。
1-2-2. 低資金でスタートできる
女性が起業で何をするしても、リスクは最小限にしておきたいものです。例えば初期投資が大きい場合、売上が上がらないと焦ってしまい、負のスパイラルに落ちてしまうことがあります。女性起業家のスタートアップ時期は失敗も色々あるので、できるだけ身軽にしておくのがおススメです。
1-2-3. ランニングコストがかからない
運営コストがあまりかからない仕事も、女性の起業に向いています。例えばカフェを開いた場合、お客さんが来なくても、家賃や光熱水道費費、材料費や人件費がかかります。こういったランニングコストは、最初の集客が上手くいかないと大きな心理的負担になってしまいます。例えばWEBデザイナーのお仕事だと、パソコンとソフト、インターネット環境だけで仕事が開始できます。色々整えるのは、売上と利益が軌道に乗ってからでも遅くはありません。
1-3. 女性の起業パターンとは
実際に女性が独立開業にするにあたっては、どんなパターンがあるのでしょうか。どんな仕事で起業するかによっても、最適なパターンは変わってきます。ここでは、代表的な起業パターンをご紹介します。
1-3-1. 個人事業主になる
スモール起業に向いているのが、個人事業主です。具体的には、「開業届(個人事業の開業届出書)」を事業開始日から1ヶ月以内に住所地を管轄する税務署に提出します。納税地は、個人事業主の住所になります。例えば記入するべき項目には、「氏名」「生年月日」「納税地」「マイナンバー」「職業」「開業日」などがあります。開業届の用紙は、こちらからダウンロードできます。提出の際に税務署の受付印を押してもらい、この控えは保存しておきましょう。
また「事業開始等申告書」は、都道府県税事務所に申告するものです。提出先や提出期限は、各都道府県によって異なります。特に提出しなくても、罰則等はありません。
1-3-2. 法人を設立する
個人事業主と比較した場合、社会的な信用力があるのが法人設立です。最初から会社を設立せずに、まずは個人事業主からスタートし、軌道に乗ってから法人化する女性起業家も多くいらっしゃいます。
法人化の大きなメリットは、「節税効果」です。「青色申告承認申請書の提出」「代表取締役が株式100%保有」「税制に準拠」の条件を満たしていれば、節税対策を実施できます。実際に顧問税理士がついていても、多くの経営者は上手な節税ができていないのが実情です。具体的には、「役員の自宅の社宅扱い」や「別会社の設立」、「不良在庫処分」など様々な手法があります。
1-3-3. 代理店になる
代理店とは、「特定の会社から委託を受け、取引の代理や仲介を行う会社や個人」です。具体的には、代理店本部と契約を結び、商品やサービスを顧客に届けます。その契約形態は、「販売店」「特約店」「取次店」などがあります。
代理店のメリットとしては、「すぐに始められる」「大手のブランドを活かせる」「初期費用が少ない」などがあります。またデメリットとしては、「売上の保証がない」「マニュアル化されていない」があります。代表的な業種としては、保険代理店や広告代理店、旅行代理店、運送代理店などがあります。
1-3-4. フランチャイズになる
本部にロイヤリティを支払い、商法利用権や経営ノウハウを提供してもらうのが、フランチャイズです。例えば個人オーナーになる場合、準備する金額としては500万円未満の方がほとんどです。例えばセブンイレブンのオーナーの場合、加盟金は315万円(※工事費・賃料別途)で、マージンは売上総金額の45%です。以下に代表的なフランチャイズ例を挙げます。
<フランチャイズオーナーの例>
① コンビニエンスストア/セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン他
② カフェ/タリーズ、ドトールコーヒー、コメダ珈琲他
③ 結婚相談所/株式会社IBJ、ライフスタイルソムリエ、結婚相談所JMC他
④ セルフエステ/BODY ARCHI、VICTORIA SELFESTE、じぶんdeエステ、ララエステ他
⑤ 学習塾/個別指導WAM、個別指導塾『トライプラス』、完全個別指導塾『松陰塾』、個別学習のセルモ他
2. 起業する女性の代表的な悩みとは?
これから起業する女性に事前に知って頂きたいのが、「起業した女性の悩み」です。なぜなら事前に悩みを把握することで心の準備ができ、対処できる可能性が高いからです。ここでは、女性の起業に関する代表的な悩みを解説します。
<起業する女性の代表的な悩み例>
① 収入が少ない
② 体力や健康面
③ 家庭と仕事の両立
④ ビジネス社会が男性社会である
⑤ 同じ女性起業家の仲間が少ない
⑥ 女性ということが融資等でネックになる
起業の目的の一つである「自分のペースで仕事をしたい」を実現できても、収入が伴わないと生活はできません。しかし、女性に限らず開業当初から順調は売上げを実現できるケースは稀です。だからこそ、少ない売上に耐えれる小さな規模でのスタートがおススメです。それ以外の成功要素を探したい場合、女性起業本も参考になります。
また家庭と仕事の両立も重要なテーマです。特にお子さんがいらっしゃる場合、子育てと仕事のバランスを考える必要があります。本サイトの『水田ともこさんは7年半の子育て後に起業!そのまちづくりとは?』では、子育てと仕事の両立について体験談が描かれているので、是非参考にして下さい。
「女性ということが融資等でネックになる」は、切実な問題です。例えば創業融資の場合、融資の判断基準で重視されるのが起業する業種での経験です。その理由は、同業種で経験年数が長いほど、事業が成功する確率が高いデータが出ているからです。そのため融資で成功するためには、最低でも3年以上経験した業種で起業をおススメします。本サイトでは、女性起業本についても詳しく解説しています。是非参考にして下さい。
3. ビジネスを続ける生命線の損益分岐点とは
どんな事業でも、黒字にすることが一番大切です。そのためには、損益分岐に関する視点が必要不可欠です。ここでは、その基本的なポイントを解説します。
3-1. 損益分岐点とは
事業を運営する上で、利益を上げることは一番大切な目的です。そこで重要になってくるのが、どれぐらい売上を上げれば黒字になるのかという指標です。損益分岐点とは、「売上と利益が同じ金額」のことです。つまり、損益分岐点を上回る売上があれば黒字になります。逆に、損益分岐点を下回る売上の場合、赤字になります。
3-2. 固定費とは
固定費とは、売上に関係なく必要になる費用のことです。言い換えると、「売上0円でも必ずかかるコスト」です。例えばオフィスの家賃や光熱費など、売上に関わらずかかる費用を常に把握しておくことは重要です。
例えば、家賃や水道光熱費、従業員の給与や賞与、福利厚生費、設備の減価償却費などがあります。以下に、代表的な固定費を記します。
<代表的な固定費の例>
① オフィスや店舗の家賃
② 人件費(社員の基本給、福利厚生費など)
③ 水道光熱費
④ 交通費
⑤ 通信費
⑥ 求人広告費など
3-3. 変動費とは
変動費とは、「生産量や売上高に比例して増減する費用のこと」です。例えば、原材料費や郵送費、販売手数料、繁忙期に雇用するアルバイト・パートの人件費などがあります。
また販売量が増える期間のみに雇用する派遣社員の人件費も、「販売量の増加に比例して増えた経費」となり、変動費になります。ちなみに経費を固定費と変動費に分けることを「固変分解」といいます。
<代表的な変動費の例>
① 原材料費
② 仕入原価
③ 外注費
④ 販売手数料
⑤ 繁忙期の派遣社員人件費
⑥ 運搬費
⑦ 臨時の広告宣伝費
4. 女性の起業におすすめの職種とは
これから起業しようとしている女性にとって、どんな事業を始めるのかは気になるところでしょう。例えば「自分の好きなこと」で、「過去3年以上経験」が理想ですが、それ以外の事業を検討される方もいるでしょう。ここでは、固定費が安く低資本でスタートできるおススメの職種を解説します。
<女性の独立開業におススメの職種例>
① ネットビジネス/WEBライター、WEBデザイナー、SNS運用代行、オンラインショップ他
② 自宅教室/ピアノ教室、パン教室、お料理教室、ワイン教室、フラワーアレンジメント、ヨガ教室他
③ 業務委託の代行業/育児代行、家事代行、営業代行他
④ サロン経営/自宅サロン、店舗サロン他
4-1. パソコン1台で起業できるネットビジネス
時間や場所にとらわれず、家事や子育てと両立できるのがネットビジネスです。しかも、パソコンやスマホがあればスタートできるスモール起業にぴったりのスタイルです。例えば文章を書くのが得意な方は、WEBライターができます。またデザインが得意な方は、WEBデザイナーの仕事ができます。
ここで注意したいのは、やはり自己アピールできる仕組みを作ることの重要さです。できればサーバー契約をして独自ドメインを取得し、ワードプレスでご自身のホームページを立ち上げましょう。そして過去の実績をどんどん掲載していくと、自然と依頼がくるようになります。
4-2. 自宅で得意を活かせる自宅教室
自宅教室は、自分が好きで得意なことを自宅で教える仕事です。ピアノやパン作り、お料理や書道、絵画、英会話など、様々なパターンがあります。例えば書道や華道で特定の団体の名前を使用する場合は、団体の許可を得る必要があります。
自宅なので場所代がかからず、初期投資を抑えることができます。またレッスンのスケジュールやレッスン料も自分で自由に設定することができます。
一番重要なのが、集客です。新規の生徒さん獲得が、自宅教室が成功するかどうかのポイントです。簡単にすぐできるのが、アメブロ等のブログでの集客です。インスタグラム等のSNSと連動させて成功している女性起業家は多いので、ぜひ研究してみて下さい。
4-3. 近年注目されている各種代行業
いろんな種類のサービスを本人に代わって行う代行業が、近年注目されています。「営業代行」や「掃除代行」、「運転代行」や「SNS代行」、「幹事代行」など様々な種類があります。またユニークなものとしては、「犬の散歩代行」や「デートプラン代行」、「役所手続き代行」などがあります。
例えばSNS代行の場合、企画案作成や投稿文や投稿画像の作成等を行います。在宅ででき、時給は1300円前後です。またデートプラン代行は、依頼者に希望の場所や予算をヒアリングし、そこからプランを決定します。代行業の種類を調べてみると、起業のヒントを得られるかも知れません。
4-4. 開業資金が少なくてできる自宅サロン
自宅サロンの場合、開業まで慌てずにゆっくり準備できるのが特徴です。オシャレなインテリアや小物を買い集めたり、壁紙を選んだりできます。
具体的には、資格がなくでもできる「エステサロン」や「脱毛サロン」、「ネイルサロン」が人気です。例えば完全予約制にしておくと、自分の好きな時間に働くことができます。また家事や子育てと両立しやすいのも大きな魅力です。
ただし、新規のお客さんを獲得するための集客がやはり大事です。できれば開業前に無料でできるブログやSNSを開設し、オープニングキャンペーンなどの施策を打つのも効果的です。
5. 女性起業助成金・補助金2024年版
女性起業支援のための助成金の活用は、資金負担を軽減できる効果があります。ここでは、2024年版の助成金や補助金についてご紹介します。
5-1. 助成金と補助金の違いとは
助成金と補助金に共通していえるのは、どちらも事業主に交付される支援金で、返済不要のものが多いという点です。またどちらも募集期間が設定されており、採択される必要があります。
この二つの違いは、助成金は主に厚生労働省の管轄で、補助金は経済産業省の管轄という点です。どちらも採択された場合、後払いで支給されます。
5-2. 気になる助成金の審査基準とは
では助成金に採択されるには、どのような点に気をつければいいのでしょうか。例えば中小企業総合支援事業助成金審査基準の場合、以下のようなポイントがあります。
① 申請者の経営内容が堅実であるか
② 事業に新規性や先進性があるか
③ 目指す成果が妥当であり、その実現の期待ができるかどうか
④ 事業の対象市場が明確にされているかどうか
当然助成金によってそれぞれ審査基準は異なりますが、上記のようなポイントは共通していえるでしょう。またこれは金融機関の融資の審査基準にも共通していえます。
5-3. 補助金申請の採択のコツについて
補助金の採択を受けるには、いくつかのポイントがあります。まず補助金の情報を幅広く収集する必要があります。補助金や助成金を検索・情報収集するには、『補助金ポータル』が便利です。「エリア」「利用目的」「キーワード」で、最適な補助金・助成金を探すことができます。また経済産業省の『ミラサポplus』では人気の補助金・給付金を見つけることができます。
次に、制度の趣旨に沿った内容を記載し、わかりやすい申請書を作成します。特に重要なのが、審査ポイントを反映させることです。多くの場合公募要領に審査項目が開示されているので、事前にしっかり理解しておきましょう。
5-4. 女性起業家向けの助成金
5-4-1. 若手・女性リーダー応援プログラム助成事業(東京都)
東京都内の商店街の活性化を目的とした助成金が、『若手・女性リーダー応援プログラム助成事業』です。対象は女性か39歳以下の男性で、創業予定の個人もしくは個人事業主です。例えば店舗の工事費等、経費の一部を助成し、開業初期の費用負担軽減できます。
5-4-2. 両立支援等助成金/女性活躍加速化コース
両立支援等助成金は、従業員の職業生活と家庭生活の両立支援や女性の活躍推進に取り組む事業主を応援する厚生労働省の制度です。そして女性の活躍を推進するのが、『女性活躍加速化コース』です。
女性活躍加速化コースは、自社の女性の活躍の数値目標等の行動計画を策定し、助成金を支給するものです。女性起業家におススメなのが、「出生時両立支援コース」と「育児休業等支援コース」です。
5-4-3. キャリアアップ助成金
派遣雇用労働者等の非正規雇用の労働者の企業内でのキャリアアップを促進するのが、『キャリアアップ助成金』です。例えば、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成します。申請には「キャリアアップ計画」等を作成し、提出することが必要です。また申請様式ダウンロードページはこちらです。
5-4-4. 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ型)
中小機構と都道府県、金融機関等が資金を拠出しているのが、『地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ型)』です。ファンド(基金)を作り、その運用益で中小企業者等を支援します。具体的には、「①地域中小企業応援ファンド」と「②農商工連携型地域中小企業応援ファンド」の2種類があります。これらは、全国約23都道府県の状況に応じて組成されています。助成金のお申込みは、こちらを参照下さい。
5-4-5. 事業主の方のための雇用関係助成金
厚生労働省が扱う雇用に関する助成金が、『事業主の方のための雇用関係助成金』です。具体的には、「雇用維持関係の助成金」や「在籍型出向支援関係の助成金」、「再就職支援関係の助成金」「転職・再就職拡大支援関係の助成金」など9パターンあります。事業者向けに、厚生労働省は雇用関係助成金ポータルの使い方の動画を用意しているので、参考にして下さい。
5-5. 女性起業家向けの補助金
5-5-1. 小規模事業者持続化補助金
小規模事業者等の販路の取り組みや、業務効率化の取り組みを支援するのが、『小規模事業者持続化補助金』です。補助率は対象経費の2/3で、補助上限額は50万円です。
申請の手続きは、まず経営計画書を作成します。そして管轄の商工会議所へ「事業支援計画書」の交付を依頼します。その後事務局へ申請書類を送付し、採択か不採択が決定されます。補助金は、実績報告書を提出した後に交付されます。
5-5-2. ものづくり補助金
生産性向上用の設備投資等を支援する補助金が、『ものづくり補助金』です。正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」です。例えば活用事例には、「クッキー生地が食べられるコーヒーカップ」や果樹園の「急速冷凍機」等があります。
申請には、事業計画書の作成が必要です。審査項目としては、特に「技術面」「事業化面」「政策面」が重視されます。また具体的な書き方のポイントはこちらで紹介されています。是非参考にして下さい。補助率は1/2、2/3があり、補助額は1,250万円から3,000万円まであります。
6. 起業で失敗しないためのリスク管理とは
新しいことにチャレンジする上で、リスク管理する方法を事前に知っておくと安心して仕事ができます。ここでは、起業のリスク管理について解説します。
6-1. 6ヶ月分の生活費を確保しておく
起業した後、全くお客さんがお店に来なかったり、新規の受注ができなくて焦ることがあります。そんな状態になっても大丈夫なように、創業から半年分の生活費を準備しておきましょう。そうしておくことで精神的な余裕が生まれ、改善策のアイディアや人への相談もしやすくなります。自分一人で抱え込まず、広い視野で物事を考えるためには、資金的な余裕は重要な要素です。
6-2. 事前に月5万円の副収入を作っておく
独立開業する前に、月5万円の副収入を作っておきましょう。特に今はホームページとSNSの活用は、どんなビジネスにも大切です。在職中にコツコツと準備しておくと、起業後の展開が早くなります。
特におススメなのは、ご自身のビジネスの競合先を研究した上でホームページを作ることです。そうすることで、自分のビジネスの強みを明確にすることができます。
6-3. 同業種の競合の広告を研究する
どんなビジネスも成長させるためには、新規顧客を獲得し、リピーター化することが必要不可欠です。そのための集客に効果的なのが、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSです。無料で告知ができるので、多くの女性起業家や個人事業主が自社のプロモーションに活用しています。
同業種のSNSをチェックするメリットは、サービスの広告表現方法を学ぶことができ、自社サービスの位置づけも再認識できることです。例えば「サービス優位性」や「価格競争力」など、アピールポイントの設定にも参考になります。
『【完全版】インスタグラム2ヶ月で1万フォロワー達成する最新戦略を大公開!』では、すぐ使えるワザが公開されています。是非、参考にして下さい。
7. まとめ
女性の起業は年々増加しており、今後も多くの女性が手に職を持って、自立した生き方を実現していくでしょう。
重要なキーワードは、「好き」「得意」「少ない初期投資」です。起業はスタート地点に過ぎません。例えば個人事業主の廃業率が語っているように、事業は簡単なものではありません。しかしインターネットの普及によって、個人の才覚によって大きな成功を収められる環境が整いつつあります。
まずは事前に入念にリサーチし、競合を研究しましょう。またおススメしたいのが、知人等にご自身の起業アイディアをぶつけてみることです。
具体的には、友人に「こんなサービスを始めてみたいんだけど、受けてみたくなる?」と聞いてみましょう。サービス内容だけでなく、ターゲットや展開エリア、価格設定の手応えを確かめるものいいでしょう。そうすることで、自分自身では気づかない盲点が見えてくる可能性もあります。
どんな事業も、客観性が大切です。それは、「顧客側の視点」です。「好き」という想いと同じぐらい、「顧客に支持されるかどうか」という視点が、事業の継続性に直結するのです。その視点を常に持ち、継続的にサービス改善を重ねていくことで、事業の成長の確率は確実に向上していきます。
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