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女性の起業に活かせる本とは?信頼度の高い情報で起業知識を学ぶ

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女性の起業に活かせる本は、起業をするための準備としては効果的です。近年、自分の「好きなこと」や「得意なこと」を仕事にする女性が増えています。そして自宅やレンタルスペース、シェアハウスを活用する例が多くなっています。

起業アイディアのヒントを得るには、様々な方法があります。インターネットで調べるのはもちろん、知人の起業家に話を聞いたり、交流会に参加するなど直接人と話せる場へ赴いて意見を聞いてみることもできます。

現代ではインターネットが発達し、WEB上で多くの情報に簡単にアクセスできるようになりました。一方で、誰が書いたか分からない記事も多く、情報の信頼性が分かりにくくなっているのも事実です。

一方書籍は出版社が事業として刊行しており、編集者や校閲者などのプロがチェックし内容の精度を高めています。著者の立場からしても、自身のブランディングにもつながる著書で嘘や半端な内容を書くわけにはいきません。このような理由から、書籍は良質な情報が集まるコンテンツと言えます。

本記事では、そんな起業のアイディアに活かせる書籍をご紹介します。

 

1. 女性の起業に活かせる本の重要性

日本政策金融公庫が発表した『2023年度起業と起業意識に関する調査』では、起業に関心のある人たちの中で「起業したい」と考えている人は52.0%もいます。起業したいもののまだしていない理由として、「自己資金が不足している(48.8%)」、「失敗したときのリスクが大きい(32.1%)」に次いで、「ビジネスのアイディアが思いつかない(31.0%)」が挙げられています。

◆まだ起業していない理由
1位 自己資金が不足している(48.8%)
2位 失敗したときのリスクが大きい(32.1%)
3位 ビジネスのアイディアが思いつかない(31.0%)

起業していない理由の第3位に挙がるほど、多くの人の頭を悩ませている起業アイディアですが、世にない新しいものを生み出す必要はありません。誰も思いつかないようなアイディアはそう簡単にひらめきませんし、「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせである」という考え方もあります。0から生み出す必要はないのです。

例えば、オフィスに導入するスマートロックを開発した株式会社フォトシンスの川瀬氏は、仲間と「鍵を持ち歩くのが面倒だ」という会話が盛り上がり、スマホで鍵を作ったらいいのではということで事業をスタートさせました。世界初の後付け型スマートロックを誕生させ、国内でトップクラスのシェアを誇っています。このようにビジネスのアイディアは自分たちの身の周りにあり、気づいていないだけのことも多いのです。

では「起業にアイディアは必要なの?」と思っている人もいるかもしれません。もちろんアイディアがなくても起業はできますが、なんのアイディアもないまま商品を開発しても、類似品の多いありきたりなものになってしまい、事業を成功させることは難しいでしょう。このような理由から、起業アイディアが重要だと考えられています。

 

2. 女性の起業に活かせる本とは

ここでは、女性の起業に活かせる本を紹介していきます。

2-1. アイデアのつくり方/ジェームス W.ヤング

1940年にアメリカで出版された本書ですが、現在でもアイディアの発想法として人気のビジネス書です。アメリカの大手広告代理店の最高顧問も勤め上げた著者が、センスや特別な能力ではなく、アイディアは5つのステップを踏むことで生み出せるということを紹介しています。前述した「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という言葉は、この本の著者の言葉です。『【要約】アイデアのつくり方【ジェームス W.ヤング】』も是非参考にして下さい。
※Amazonレビュー数1,440 評価4.1

2-2. ビジネスモデル2.0図鑑/近藤哲朗

2018年に出版され10万部を超えるベストセラーになっている書籍です。世界最先端のスタートアップから大企業まで、うまくいっている100のビジネスモデルを図解で分かりやすく解説しています。また、ビジネスモデルをヒト、モノ、カネ、情報の4つのパターンに分類し、それぞれの特徴が分かりくまとめられています。他社のビジネスモデルを把握することは、自身の事業を成功させるヒントにつながります。『【近藤哲朗】ビジネスモデル2.0図鑑【毎日おすすめ本読書レビュー・紹介・Reading Book】』も是非参考にして下さい。
※Amazonレビュー数610 評価4.0

2-3. 1万円起業/クリス・ギレボー

この本は全米で支持されたベストセラーで、貯金なし、主婦、会社をやめなくても始められる起業の指南書です。ちょっとしたアイデアから自分のビジネスをつくる方法が紹介されており、さまざまなビジネスの例とそのフォーマットが解説されているので参考になります。元手がたった1~数万円というスモールスタートから大きく育てていきたい人におすすめです。『【16分で解説】1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法 前編(クリス・ギレボー, 本田直之 / 著)』も是非参考にして下さい。
※Amazonレビュー数614 評価3.8

2-4. LIFE SHIFT/リンダ・グラットン 、アンドリュー・スコット

「人生100年時代」を見据えた、新たな生き方の構築を指す言葉である「ライフシフト」を聞いたことがある人は多いでしょう。もともとはこの書籍のタイトルで「寿命100年時代、あなたはどう生きるか?」を問いかけ、ロングセラーを続けています。人生100年時代だからこそ有効な商品やサービスを生み出すヒントに出会えるかもしれません。『【7分で解説】「LIFE SHIFT / ライフシフト」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】』も是非参考にして下さい。
※Amazonレビュー数3650 評価4.1

2-5. 改訂新版 超図解! 新規事業立ち上げ入門/木下雄介

数多くの新規事業プロジェクトを成功させてきた著者が、それまで培った経験とノウハウをもとに理論から実践までわかりやすく説明しています。事業立ち上げに必要な各ステップが体系的にまとまっており、ケース・スタディーもあるので参考になります。図や表も多く使われており、初心者でも読みやすい1冊です。
※Amazonレビュー数77 評価3.6

 

3. 自分に合う起業アイディアとは

せっかく起業アイディアを思いついたとしても、それが自分に合うものでなければ長続きしません。自分に合うかどうかは「自分が何を提供できる人間なのか」を自己分析することで、判断しやすくなります。自己分析で特に棚卸ししてほしいのが以下のポイントです。

3-1. 自分の得意・強みは何か

これまでに関わってきた仕事や活動の洗い出し、自分の得意や強みをあらためて見つけてみましょう。自分の得意が分からない人は、友人や家族に聞いてみることで、今まで気づかなかった自分の得意や強みに気づくかもしれません。また、他の人が苦戦しているのに、自分が苦なくやれていることも得意なことであることが多いです。

<得意なものの一例>
① 人前で話す
② 営業
③ こまかい事務作業
④ パソコン操作
⑤ 綺麗な字を書く
⑥ 文章を書く
⑦ SNS投稿
⑧ 洋服選び
⑨ 掃除・洗濯
⑩ 整理・収納

3-2. 自分の趣味や好きなものは何か

自分の趣味や好きなことをビジネスにすると、趣味に走りすぎて成立しなくなる可能性があるので注意が必要ですが、自己分析の段階では損得抜きで好きなものを書き出してみましょう。「なぜそれが好きなのか」まで分析してみると、起業アイディアのヒントに繋がりやすくなります。好きなことをは継続するモチベーションにつながります。

<趣味や好きなものの一例>
① 読書(理由:新しい知識を得られるため)
② 料理(理由:人に喜んでもらいたい、健康志向)
③ 旅行(理由:知らない場所で知らない人に出会いたい)
④ アウトドア(理由:自然の中で過ごしたい、機能的なグッズが好き)
⑤ 子どもと遊ぶこと(理由:子どもの笑顔が好き)

3-3. 女性、母、妻など様々な視点で不便に感じていることを何か

また、日々の生活の中で不便に感じていることがあれば、それを解消できるようなサービスを考えてみるのもおすすめです。特に家事や育児をしている人であれば、より多くのことに不便を感じているのではないでしょうか。例えば、哺乳瓶の消毒の面倒くささ、ベビーカーで地下鉄のエレベーターを探す不便さ、苦手な家事をいかに時短するかなど、自分が不便に感じていることは社会貢献できる起業アイディアにつながるかもしれません。

 

4. 起業アイディアの活かし方

頭をしぼって起業のアイディアが思いついたなら、次は実際のビジネスに落とし込んでみましょう。具体的には事業計画書を作成してみることをおすすめします。

事業計画書とは新しいビジネスを立ち上げる場合や既存のビジネスを拡大・改善する際に作成される文書のことです。事業内容や戦略、収益の予測などのビジネスの計画を詳細に文書化し、将来の方向性を明確にするために重要なツールです。目標や戦略、リスクが明確になり、アイディアが本当にビジネスに成りうるのか考える良い材料になります。『事業計画書テンプレート』を是非ご活用下さい。

 

5. 起業アイディアを活かすフォーマット

急に事業計画書を作成しようと思っても、最初は何から手をつけていいか分からないかもしれません。そんな時は事業計画書を作成する前に、フレームワークを利用して考えをまとめるのも有効です。フレームワークは、問題解決や戦略立案、意思決定などのプロセスを支援するための構造や枠組みのことです。フレームワークを利用することで、情報整理や、複雑な問題の分析、解決策特定などに役立ちます。

フレームワークはさまざまなパターンがあり、それぞれで活用できるシーンが異なります。起業のアイディアをまとめる際に役立つ代表的なものを紹介します。

5-1. 4C分析

顧客側の視点で事業を捉えることができるフレームワークです。顧客にとっての価値(Customer)、コスト(Coster)、利便性(Convenienceer)、コミュニケーション(Communicationer)のレベルという4つの視点で事業を分析することで、より受け入れられやすい事業にブラッシュアップしていけます。

5-2. 5P

顧客のニーズに応じた商品や価格、販促方法といった5つの要素で分析を行います。商品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、販売促進(Promotion)の4つの要素に加え、人々(People)、大衆性(Popularity)、業務プロセス(Process)などのもう1つのPを追加し、より一歩踏み込んだ戦略の立案が可能です。

また、自分のアイディアを整理するために、以下のことをまとめておくと事業計画書の作成がスムーズになります。

<アイディア整理のポイント>
① アイデアのきっかけ・背景は何か
② 誰のための商品・サービスなのか
③ 解決できる悩み・問題は何か
④ 既存の解決方法で解決できないことは何か
⑤ 自身の商品・サービスが提供する解決方法は何か
⑥ 既存と比較して独自な点や差別化ポイントは何か
⑦ 商品・サービスを一言であらわしてみる

事業のアイディアがまとまったら、周りの人にみてもらいって意見を聞いてみましょう。多くの経営者は事業計画を何度も見直し、ブラッシュアップしています。内容をより良くしていくことで、ビジネスが成功する確率が高まります。

 

6. 女性の起業に活かせる本のまとめ

今回は起業アイディアに活かせる書籍やヒントをご紹介しました。一見、難しく感じるアイディア出しですが、0から生み出す必要ないことがお分かりいただけたと思います。

Googleの共同創設者であるラリー・ペイジは「アイディアに価値はない。それを実行できて初めて価値になる」と言っています。アイディアが思いたらぜひ実行するために行動してみましょう。

本サイトでは、『起業アイディアとは?フレームワークから数億円の特許成功例まで』でも女性の起業について詳しく解説しています。また有名な女性起業家については、『女性起業家の成功ポイントとは?有名な女性起業家やコーデも紹介』でご紹介していますので、こちらも参照下さい。

 

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