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13万人のひとり親を豊かに。シングルマザーが活躍するアウトソーシング企業 | 株式会社ままよろ

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現在、子育て家庭の約8世帯に1世帯がひとり親家庭、その数は約134万世帯と言われています。その8割以上がシングルマザーです。

ひとり親に対する社会の理解や選択肢は広がってきましたが、十分とは言えないのが現状ではないでしょうか。特にお金や仕事、働き方には多くの課題が残っています。

株式会社ままよろの代表である石光(せきひかり)さんは元シングルマザー。「ひとり親としての働きにくさ」を体験したことをきっかけに同社を立ち上げました。「13万人のひとり親に上質な仕事と生活を生み出す」ことをビジョンに掲げる石さんに、事業やご自身の子育て、目指す未来などを伺いました。

シングルマザー、シングルファーザーはもちろん、今まさに子育てや働き方に悩んでいるママ、パパにも届いてほしいインタビューです。現状を変えたい、何かヒントがほしいと感じている方はぜひ読んでみてください。

スタッフの9割がひとり親。活躍の場を広げるアウトソーシング事業

ままよろ 社内研修

社内研修の様子。社員の多くもひとり親ですがそれぞれ働きがいをもって活躍されています

2019年に創業した株式会社ままよろはアウトソーシング、人材紹介、DX導入支援などを展開しています。2025年にはJAPAN DX Player AWARDを受賞し、現在注目を集めている企業です。

同社の大きな特長のひとつが登録スタッフの9割がひとり親であること。その背景には代表・石さん自身の経験がありました。

今から8年前、33歳で離婚した石さんは、シングルマザーとして小学1年生と保育園に通う子どもを育てながら働いていました。その日々のなかで「多くの企業がシングルマザーを受け入れられる体制になっていない」と感じたそうです。

「特に子どもは小さい頃、しょっちゅう熱を出しますよね。離婚後に勤めていた企業では『子どもに何かあったら融通きかせるよ』と言ってもらっていました。でもある時、子ども2人が立て続けにインフルエンザにかかり、結果として2週間休むことに。そうなった際にやはり肩身の狭さを感じました」

「その後も転職先をいろいろと検討しましたが『本当にシングルマザーが安心して働ける環境かどうか』という点で疑問が残り、結局、働きたいと思える企業が見つかりませんでした」

ないなら自分でつくるしかない。石さんは資金20万円で起業に踏み切ったそうです。

オンライン×チーム体制。子どもがいても安心して働ける仕組みづくり

「創業当初は営業代行からスタートしました。徐々に仲間が増えていくなかで、スタッフ一人ひとりが本当に多様なスキルを持っていることに気づきました。スタッフのスキルに合わせて扱う仕事の種類を増やしていけば、ひとり親の活躍の場をさらに広げられると考えたのです。また、多くの中小企業が人手不足に悩んでいたことも後押しし、アウトソーシング事業へと発展していきました」

同社のこだわりはひとり親が無理なく働ける環境づくりにあります。業務は自宅で完結できるオンラインに特化。そのため登録スタッフは子どもが寝ている夜や早朝など、それぞれが働きやすい時間に業務を行うことが可能です。また、子どもの急な発熱などで誰かに負担がかかりすぎないように、業務はチーム体制で行っています。

こうした働き方をベースにオンライン総務やオンライン秘書をはじめとする幅広い業務を請け負っています。

 

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単なる業務代行ではなく、課題の本質を捉えた伴走型支援

ままよろ

「ままよろには心がある」はクライアントからの言葉だそう

さまざまな業務を請け負っているとはいえ「依頼された案件をすべて受けているわけではない」と言います。

「当初は企業様からお声がけいただけること自体が嬉しくて、どんどん事業を広げていました。けれど今はお取引するかどうかを慎重に判断しています」

その判断基準は「スタッフに敬意を払ってくれているかどうか」。そこに不安を感じる場合はどんな依頼でもお断りしているそうです。

このような考えに至った背景には、クライアントのちょっとした発言によってスタッフが深く傷ついてしまう出来事などがありました。

「ママたちは長い研修期間を経て一生懸命働いてくれています。その大切なスタッフをないがしろに扱われればいい気はしません」

「また、下請けだから軽んじていい、というのも違うと思っています。お互いに敬意を持って一緒に仕事ができる関係性でなければ、良い仕事は生まれません。一方、このような対等な関係を求めている以上、当社も仕事の質にこだわっていますし、質に自信があるからこそお仕事を選べると思っています」

「愛のあるお節介」でクライアントの課題に向き合う

そして同社のアウトソーシングのもうひとつの特長は、依頼された業務をそのままこなすのではなく「それが本当に最適な解決策なのか」と本質から考える姿勢にあります。

「『この業務をお願いしたい』とご相談いただいたら、ヒアリングを重ねて課題の本質を捉えます。そのなかで課題を解決するには別の方法がいいと提案することも多いんです」

例えば、テレアポ代行の相談があった際に、依頼の背景や抱えている課題を掘り下げていったそうです。そこで対象の商材はテレアポでの獲得が見込めないと感じ、マーケティング段階での改善案を提案したと言います。

「一般的なアウトソーシングはマニュアルをもらって、その通りにやります。反対にそれ以外のことはやらないケースが多いです。一方、当社では何のためにこの業務をやるのか、その手段は本当に妥当なのか、もっと良くする方法はないのかといったところまで一緒に考えます。ゴールを決めて、そこまで伴走していくスタイルです」

同社の経営方針には「愛のあるお節介でいること」と「共に感動を分かち合うパートナーでいること」が顧客への約束として掲げられています。

「相手のことを本当に考えているからこそ、愛をもって、時には厳しいことをお伝えするようにしています。お節介と思われてもいい。相手のことを思って、本気で向き合っているからこそ、良い変化が起きたときには一緒に喜べる。その関係性が大事だと思っています」

石さんの言葉の端々からはクライアントへ、そして働くスタッフへの誠実な姿勢が伝わってきました。

人生を前に進める鍵はスキルよりもマインドセット

ママヨロアカデミー

グループ会社が運営している「ママヨロアカデミー」

2025年12月現在、約2,800人の登録スタッフが在籍し案件を担っていますが、登録時には無料のカリキュラムを受講します。このカリキュラムはママヨロアカデミーが提供しているもので、オンラインで業務をするうえで必要なビジネススキルやマナーなどを習得できます。なかでも同社が一番重要だと考えているのはマインドセットです。

「重要なのは『起きた出来事をどう解釈するか』です。自分で離婚を選んだ人もいれば、そうじゃない人もいる。でも、起きた出来事をどう捉えるかでその後の人生は変わっていくので、ポジティブな方向へ持っていくための方法をお伝えしています」

「例えば『働く』ことの捉え方をとっても『生活のために仕方なくやっていること』と捉えるのか、『自分と子どもの人生を目標まで持っていくための投資』と捉えるのかで、大きく違ってきます」

人はどういう時にポジティブな良い解釈をするか。それは自分が満たされている時だと石さんは気づいたそうです。

「自分を愛せていない・認められていないことが、望む人生を手にできない原因になっているケースは本当に多いです。自分を満たすことを知らないままでは、子どもにあたってしまったり、会社や人のせいにしてしまったりと、不満が別の形で表に出てしまうこともあります。そうなると子どもにとって誇れるママではなくなってしまいます」

すべてのひとり親に平等にチャンスを

「私にも人をうらやましく思ったり、人の意見を受け入れなかった時期がありましたが、今は再婚し素敵な家族に恵まれていることを心から幸せだと感じています。それは他人に求めるのではなく、自分自身と向き合い、自分を満たしてきたからだと思います。『それは光さんだからできたんでしょう』と言われることも多いですが、そうではないんです。あなたでもできる。そのプロセスを再現するために、このカリキュラムをつくりました」

自分を知り、自分を愛する。そこから始めることで、人生を自分で選び取れるようになるのではないでしょうか。

石さんは「すべてのひとり親にチャンスを平等に与えたい」という考えから、このカリキュラムの無償提供を続けています。

カリキュラムを受講した登録スタッフは、ままよろ社内の業務を請け負い、少しずつ経験を重ねていきます。その先には、専業スタッフや契約社員、正社員登用など、働き方に応じたキャリアの道も用意されています。

忙しい日々でも娘たちとつながる、交換ノート

ままよろ 石光さんの家族

家族で静岡から日帰りでディズニーランドへ。子どもたちも楽しかったと喜んでくれたそう

ひとり親のために日々奮闘する石さんですが、ご自身も15歳、13歳、3歳の娘を育てるママ。経営者として忙しい日々を送っていますが、基本的に土日は家族と過ごしているそうです。

「どうしても外せない仕事が土日に入った場合も平日にお休みをとっています。先日も平日休みのときに、家族でディズニーランドへ出かけました」

今でこそしっかりと家族の時間をつくれていますが、以前は入学式も10分だけ顔を出してすぐに仕事に戻るような生活だったそうです。

「大切な人、大切なもの、大切なことを、大切にできる人生かどうか。それが私の人生の決め手です。だからどんなに仕事が忙しくても家族の時間をとって、話をするようにしています」

とはいえ、休みだからといってだらだら一緒に過ごすのではなく、その中身を大事にしていると言います。

「今、上の2人の娘たちと交換ノートをしているんです。今朝も起きると、私の部屋の机の上にノートが置いてありました。ノートには娘たちのやりたいことも書いてもらうようにしていて、それを一個ずつ叶えていっています」

思春期に入った子どもたちは普段はそっけない態度だそうですが、交換ノートでは素直に気持ちを伝えてくれるそうです。「自分が元気のないときにノートを読み返すと元気が出てきますよ」と、子どもとの交換ノートをおすすめしてくれました。

13万世帯のひとり親家庭を豊かに導くために。全国の自治体との連携強化

ままよろ

自治体で中小企業の経営者を対象とした講演会も実施

同社は「2034年までに13万世帯のひとり親世帯を物心両面で豊かに導くこと」を目標に掲げています。これはひとり親134万世帯の1割にあたります。

「アウトソーシングのお客様は東京の企業様が中心でしたが、最近では地方の企業様とのお取引も増えてきました。そこで地方の企業が慢性的な人手不足に悩んでいるという現実を目の当たりにしました」

「一方で、ひとり親には情報弱者も多く、必要な支援や情報にアクセスできていないケースも少なくありません。さらに私たちはオンラインに特化していますが、オンラインに対応できない人も多いんです」

そこで力を入れているのが全国各地の自治体との連携です。

「これまでオンラインで提供してきたマインドセットや学びの場を、行政と組むことでリアルな場所で広めていけるようになります」

また、教育だけでは意味がない。出口が必要とも石さんは考えています。

「自治体には、経営者向けの勉強会も開催していただいています。というのも、シングルマザーは『仕事がない』と言います。企業は『人がいない』と言うんです。おかしいですよね。だからやっぱりここを合わせていかないけません。『自分の会社に合う人を探す』のではなく、社会で求められている働き方に企業が合わせていかないと人材は集まらないというお話をさせていただいています」

すでに沖縄県豊見城市や宮城県白石市との連携協定も締結している同社。企業がひとり親だけでなく女性の価値を引き出すことができれば、地元企業の力となり、結果として地域に税金が循環する。行政にとってもメリットがあると語ります。

 

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「この人生で良かった」と思える子どもを増やしたい

ままよろ

大学で「命と時間の大切さ」をテーマに講演

最後に10年後にどんな社会になっていたらいいかを尋ねてみました。

「今私たちが関わってるママの子どもたちから『ママがままよろと出会ったことで本当に豊かになったよ。私の人生もこんなに素晴らしくなったよ』という報告がたくさん来るような日々を想像しています」と答えていただきました。

「私はひとり親家庭で育っても『私はこの人生で良かった』って思う子どもを増やしたいんです。両親が揃ってるかなんて関係ないんですよ。両親が揃っていても毎日けんかしていたら余計に子どもは傷つきます」

「『ひとり親ってかわいそう』という目を向けられがちですが、正しい仕組みと正しい環境があればそんなことにはなりません。社会が変わらないといけない。そして女性は自分で自分を満たす力を持たないといけません。誰かに満たしてもらうのではなく、自分の人生を自分でコントロールして生きていくのも大切なことです」

まとめ

インタビューは石さんの「女性で世の中を明るくしていきましょう」という言葉で締めくくられました。

石さんの言葉には迷いがありません。ひとり親家庭のおかれている状況や環境を良くしていくという本気の覚悟を感じました。そしてストレートな言葉の裏には社員やスタッフへの愛情や思いやりもにじんでいました。

その覚悟とまなざしを持って、ままよろはひとり親の可能性を広げていくでしょう。

出典)
厚生労働省 令和3年度 全国ひとり親世帯等調査
厚生労働省 2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況

 

会社概要

会社名/株式会社ままよろ
所在地/本社 東京都渋谷区神宮前6-10-9 原宿董友ビル4F
設立 /2019年4月11日
代表 /石 光(せき ひかり)
会社HP/株式会社ままよろ

 

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