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子どもの養育費はいくらかかる?教育資金のプランを解説します

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子どもの養育費は、子育て世帯が一番気になるテーマです。

子どもを一人育てるのには、一般的に2,000万と言われています。しかし、育ち盛りの食費や習い事の月謝、実際の子どもの進路によって、大きく異なりますよね。

この記事では、子どもが産まれてから大学卒業までの22年間を想定して子育てにかかる費用と教育資金のプランについて、解説します。

1. 子育てにかかる費用は何がある?

子育て費用は、教育費だけではないですよね。子どもを育てるのにかかる費用は、大きく分けると2つになります。それは「教育費」と「養育費」です。具体的な項目は、以下のようなものです。

1-1. 養育費

・食費
・生活用品費
・医療費
・衣類、服飾雑貨
・保育費
・レジャー、旅行費
・お小遣い
・お祝い行事等に係る費用
・子どものための預貯金・保険

1-2. 教育費

・学校教育費
・学校外教育費
・学校外活動費

2. 子育て費用はいくらくらいかかる?

こちらでは、主に内閣府が平成21年度に発表した【インターネットによる子育て費用に関する調査】を参考に子育て費用を見ていきます。インターネットの調査結果は、最新の情報が早く発表されてほしいですね。

教育費については、令和3年度に文部科学省が発表した【子どもの学習調査】で深掘りしたいと思います!

2-1. 未就学児の子育て費用

0~6歳までの養育費

0~6歳までの教育費


 

※幼稚園・保育園の費用は「保育費」であり、未就学児の教育費は習い事や家でのワーク代など園以外でかかる学習費用

未就学児の子育て費用についてはどの年齢においても年間100万円前後かかっているようです。0歳は、生活用品費、1~2歳までは食費の割合が多く占めています。

保育費に関しては平成31年4月から幼児教育・保育の無償化が始まった事もあり、現在の金額と大きく異なりそうですね。また、支出割合が大きいのが預貯金です。ただ、預貯金額は子どもの年齢が上がるにつれて少なくなっていきます。その代わり増えていくのが食費と旅行費です。

子どもが成長するにあたり、外出が少しずつ増えていくのでしょうね。

2-2. 小学生の子育て費用

小1~小6までの養育費

小1~小6までの教育費


 

小学生の子育て費用についてはどの学年も食費、教育費の割合が高くなっています。また、子どもだけでは自由な移動が難しい年齢のため保護者と一緒のお出かけが多く、レジャー旅行費も高い結果です。

しかし、小学校の教育費は私立に通うか、公立に通うかで大きく異なります。

内閣府のアンケート結果の報告では、公立の学校教育費は6年間で約200万円。私立の場合は1,000万円ほどかかるようです。私立は入学初期費用・制服代・寄付金・交通費など、出費が増えることが多いようですね。

2-3. 中学生の子育て費用

中1~中3までの養育費

中1~中3までの教育費


 

中学生の子育て費用については、小学生と比べると食費・生活用品費・おこづかいが増える傾向にあります。また、高校受験に向けて学校外教育費が増える傾向も。教育費に関しては小学校同様、公立か私立かでかなり金額は異なります。

加えて中学生は、公共交通機関が大人料金になるので、交通費も小学生の時より倍になります。内閣府のアンケート結果の報告で、公立中学校の学校教育費は3年間で約160万円、私立中学校430万円ほどかかるとのことです。

2-4. 高校生の子育て費用

内閣府のインターネットによる子育て費用に関する調査には高校生以降のデータがありませんので、高校生は学習費の総額データで確認していきましょう。

高1~高3までの学習費

高校生の学習費については、公立と私立で2倍近くの差が生じています。高校への進学率は、令和元年度調査で98.8%であり、そのうち他県への進学率は、5%程度のため自宅から通学できる高校へ進学する子どもが多数です。

養育費に関しては、おこづかいの値上がり以外で中学生の頃と、生活様式に劇的な変化はないと考えられますので、中学生の養育費を目安にするといいですね。変化があるものは大学受験に必要な学校外教育費です。塾は集団か個別か。受験科目数、受ける講座数によって総額が変化するため、ある程度の支出を覚悟しておくべきだと思います。

大学進学にかかる受験費用の平均は、約30万円だそうです。教育資金の準備金に含めておいてくださいね。

2-5. 大学生の子育て費用

大学生の教育費

大学生については、令和2年度学生生活調査・高等専門学校生生活調査・専修学校生生活調査で養育費の調査がされています。そちらのデータによると、大学生の養育費は1年あたり66万円程度とされています。

子育ての中で一番費用がかさむのは大学生です。一年間で100万を超える教育費のため養育費を含めると、170万~250万程度必要な計算です。子どもが希望通りの道を進めるよう、親がしっかりと計画を立てておくことが大切です。

3. 教育資金のプラン

ここまで、子どもにかかる養育費・教育費についてみてきました。子育て費用を効率よく貯蓄するためには、各年代で利用できる公的制度を、しっかり活用することが大切です。申請しないと、制度を利用できないものもたくさんあるので、手続きを忘れずにおこないましょう。

なお、学費については奨学金を利用する方法もあります。学生の3人に1人は利用しているそうですが、卒業後に子どもが自分で返済しなければなりません。借りすぎることがないように、教育資金を準備しておきたいですね。返済不要の給付型奨学金も拡充していますので、情報収集も怠らずに行いましょう。

ご家庭の教育プランを立てて、ご家族みんなで家計について話し合ってみましょう。

4. オススメ書籍

ここでは、子育てにかかる費用に関係のある書籍をご紹介します。どれも参考になる書籍なので、是非読んでみてください。

4-1. NISA、保険、助成金もスッキリ分かる 子どもにかかるお金大全

内容:出産、幼児教育、入学に進学……子どもを育て上げるために出ていくお金と入っていくお金はどのぐらい? 毎月の貯蓄額の目安は? もらえるお金があるの?

子育てにまつわるお金のことで疑問や心配が少しでもある方は、必読です。

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4-2. 子どもにかかるお金の超基本

内容:子どものために毎年いくら貯金すればいい? 貯め時はいつ?

教育費のメリハリはどうつける?妊娠中から大学を卒業するまで、子育てにかかるお金のギモンにすべて答えます。

4-3. 書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方

内容:子どもにも、家計にも最善な教育費の「かけ方」「貯め方」がわかる!

今や、子どもにかけるお金は親次第!わが家の収入に見合った「金額」「方法」でできる限りの準備を始めましょう!

【こんな悩みがある家庭にピッタリ!】
●「子どもの習い事や教育費が増え始めて不安……」
●「高齢出産夫婦で、定年退職後も学費の支払いがあり心配……」
●「二人目が欲しいが、金銭的に育てられるだろうか?……」
●「教育費がかさみ、老後資金がぜんぜん貯まらない……」
●「マイホームが欲しいが、教育費や家計が心配……」
●「子どもが産まれたが、教育費をどうしたらいいかわからない……」
●「収入が少ないから、子どもをつくれない・産めない……」

5. まとめ

子育て費用は子どもの年齢によって異なります。今回の記事を参考にこれから子供にかかる費用を計算してみてください。

特に中学生以降は教育費が増え始めますので、未就学児や小学生の頃に集中して貯蓄をしていくことをオススメします。また、第一子とそれ以降の子どもの教育費の準備金額が異なるご家庭もしばしば見受けられます。進学することになった時に資金が不足しては困ります。

将来後悔しないために、必要な資金を計算し、計画的に資金準備をしていきたいですね。子育ては予想外の出費がたくさん出てきます。予想する範囲だけでもしっかり備えおきましょう!

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