• UPDATE

鷽替え神事と鬼すべ神事とは?1月7日に太宰府天満宮へお参りしよう

新しい年のスタートにぴったり!!
1月7日に、太宰府天満宮で行われる「鷽替え神事(うそかえしんじ)」と「鬼すべ神事(おにすべしんじ)」のご紹介です。

この一年で「嘘をついてしまった…」と反省したことが一回くらいはあるのではないでしょうか?ついた嘘の中には、無意識のうちに出たものもあれば、自覚して口にしたものもあるでしょう。時には、どうしてもつかざるを得なかった嘘もあったかもしれません。
自分の心のなかにわだかまったこれらの嘘を、正直を大切にする神様として知られる天神さまのご加護をいただき、心を新たにするのが「鷽替え神事」です。さらに続いて、災いを追い払い幸運を招くことを願う迫力ある火祭り「鬼すべ神事」が催されます。

行事に参加して、すっきりと清められ、新しい1年のスタートを切ってみるのはいかがでしょうか。

1. 鷽替え神事と鬼すべ神事の概要について

<概要>
鷽替え神事
①開催日/2025年1月7日(火)
②開催時間/18時~
③開催場所/天神ひろば
④初穂料/1500円(※木鷽を授与いたします)
 
鬼すべ神事
①開催日/2025年1月7日(火)
②時間/本殿追儺祭15時、鬼面飾祭17時、各所出発19時、火渡し21時頃
③開催場所/鬼すべ堂、沿道
④料金/無料 ※境内または沿道で神事をご覧いただけます。
*************************************
⑤主催情報/太宰府天満宮
⑥アクセス/【電車】西鉄太宰府線「太宰府駅」より徒歩約5分
【車】九州自動車道 「太宰府IC」から約15分(約6km)/福岡都市高速道路 「水城IC」から約15分(約6km)
【バス】博多バスターミナル ~ 西鉄太宰府線「太宰府駅」 約40分
⑦公式サイト/鷽かえ・鬼すべ神事|太宰府天満宮

 

2.鷽替え神事と鬼すべ神事のポイント

「鷽」は「ウソ」と読み、天神さまの使い鳥といわれています。また御本殿の創建時に襲ってきた蜂を退治しこれを助けた、と伝えられていて幸運を呼ぶ鳥としてなど、太宰府では縁起のいい鳥とされているそう。鷽替え神事は、前の年に知らず知らずのうちについたすべての嘘を、木鷽という木彫りの鷽像を見ず知らずの人達と交換していくことによって、天神さまの誠の心に取り替えるというありがたい神事です!

同日、鬼すべ堂、沿道にて行われる、鬼すべ神事は、年の始めに除災招福を願って執り行われる勇壮な火除けの神事。うず高く積まれた松葉や藁に御神火が灯されるとあっという間に煙が上がり、大きな炎の熱と迫力は圧倒されること間違いなしです!

2-1. イベント詳細

鷽替え神事と鬼すべ神事

火まつり、鬼すべ神事の様子です。

2-1-1.「鷽かえ神事」とは?

「鷽かえ神事」は、天神さまの誠の心に触れ、過去一年の無意識の嘘を浄化するための伝統行事です。

神事の流れ
①木鷽を受け取る
当日16時頃より、神事にご参加希望の方は天神ひろばの特設授与所にて「木鷽(初穂料1,500円)」を受け取ります。
※木鷽の授与は1,500体限定で、おひとり1体まで。
②交換の儀
天神ひろばに集まり、暗闇の中で「かえましょ、かえましょ」の声とともに見知らぬ人と木鷽を交換していきます。
③誠の心を持ち帰る
最後に手元に残った木鷽は、嘘が誠の心に変わった証として自宅へ持ち帰ります。

ポイント
・幸運の「金鷽」が当たる可能性もあり、その発表が参加者の楽しみの一つです。
・昨年参加した方は、古い木鷽を納める場所も用意されています。
年々人気が高まり、多くの人が参加するイベントです。

2-1-2. 「鬼すべ神事」とは?

「鬼すべ神事」は、986年に大宰大弐・菅原輔正が始めたと伝えられる、災難消除と開運招福を願う勇壮な火除けの神事で、歴史ある火祭りです。
この行事は、魔を払って幸福を招く追儺祭(ついなさい)として太宰府天満宮で行われています。

神事の流れ
①19時頃から行列がスタート
各氏子区域の役割ごとに分かれ、「おんじゃ、おんじゃ」の掛け声とともに太宰府駅前から参道、太鼓橋を渡って天満宮の楼門前へ練り歩きます。ここで一度お祓いを受け、祭場に集結します。
②21時頃、炎の攻防が始まる
鬼すべ堂で、約300人が「燻手(すべて)」「鬼警固」「鬼係」に分かれ、鬼を追い込む儀式が行われます。松葉や藁に御神火が灯されると大きな火煙が上がり、迫力満点の炎の攻防が繰り広げられます。
③鬼の退治と幕引き
最終的に鬼は荒縄で縛られ、堂内を7回半、外を3周回った後、氏子会長が「兎杖(うずえ)」で鬼を打ち、退治されます。

ポイント
・燃え残った板壁は火除けのお守りとして持ち帰ることができます。
・境内または沿道で神事を見ることができます。

2-2. 会場の詳細

太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)は、学問の神様として広く信仰される菅原道真公を祀る神社で、福岡県太宰府市に位置する日本有数の神社です。
道真公が903年に亡くなった後、その怨霊を鎮め、御霊を祀るために建立されました。
現在では、学業成就や合格祈願のために全国から多くの参拝者が訪れる神社として知られています。

境内案内について詳しくはコチラ
太宰府天満宮|境内案内

400mにおよぶ参道には、さまざまなお土産屋さんや飲食店が約90店舗もならび、食べ歩きなども楽しめます。
また、周辺には九州国立博物館や昭和32年開園の歴史あるだざいふ遊園地などもあり、ご家族連れや、お散歩を楽しむ人に人気のスポットです。

周辺情報についてはコチラ
太宰府天満宮|周辺情報

3. 事前準備について

2024年は安全面を考慮し今回の「鷽替え神事」への参加は1,000名(先着順)となっていたようです。
参加希望の方は、早めに到着されることをおススメします。
また、当日は寒くなることが予想されます。日没とともに気温も下がりますので、
暖かい服装でお出かけください。

4. こんな方にオススメ

・伝統行事や神社仏閣が好きな方
・新年を新たな気持ちでスタートさせたい方
・勇壮な火祭りを間近で見たい方

気持ちよく、新年をスタートさせられそうですね!!

▼他のイベント情報もチェック!