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放生会のおはじきは、毎年9月に行われる放生会で授与される縁起物です。筥崎宮にゆかりのある全20種類があります。直径は2センチほどで粘土でできており、全て博多人形の職人さんの手作りです。
本記事では、コレクターがいるほど人気の放生会のおはじきについて解説します。
1. 放生会のおはじきについて
1-1. 筥崎宮とは
放生会のおはじきは、福岡市東区箱崎にある筥崎宮(はこざきぐう)の縁起物です。
この筥崎宮は三大八幡宮の一つとして知られており、全国から数多くの参拝者が訪れる神社です。その歴史の始まりは、923年に醍醐天皇の命により、宇佐神宮の分霊を祀るために創建されました。また御祭神の主祭神は、応神天皇になります。
1-2. 筥崎宮の放生会のおはじきとは
筥崎宮の放生会のおはじきは、毎年9月に開催される筥崎宮の放生会で授与されます。博多人形の職人集団「博多人形白彫会」によって作られており、コレクターがいるほどの名物です。一般的なおはじきはガラスでできていますが、放生会のおはじきは素焼きの粘土製です。
1-3. 歴史と由来について
放生会おはじきの起源は、江戸時代の筥崎宮の放生会での販売といわれています。その後1980年に、筥崎宮の依頼で放生会用の放生会はじきと、通年販売用の縁起はじきを製作するようになったようです。昔のはおはじきはガラス製が主流でした。しかし近年は、温かみのある素焼き製のおはじきが人気を集めています。
1-4. 種類とデザインについて
放生会のおはじきは、毎年20種類前後が製作されます。全てが手作りで、そのデザインは多岐に渡ります。例えば筥崎宮にゆかりのあるものや、博多名物めんたいこ、干支、動物、魚などがあります。
2. 入手方法と価格について
2-1. 入手方法について
放生会おはじきは、筥崎宮の放生会期間中にのみ授与されます。その授与場所は、筥崎宮の社務所もしくは参道臨時授与所です。またWebでも「縁起物」ページで入手できます。
現在額装は販売されていますが、それ以外は販売されていないようです。その理由として挙げられているのが、「人気の過熱」と「職人さんの減少」です。生産体制を整備して復活する可能性もあるらしいので、期待したいところですね。
2-2. 価格について
筥崎宮の公式サイトに掲載されている価格を、以下に記します。
① 額装/初穂料 13000円
② 桐箱入り/初穂料 3000円
※桐箱入りは、現在欠品中です(※2024年7月18日時点)
3. まとめ
博多の伝統工芸品である放生会のおはじきは、その可愛いデザイン性と縁起物という側面で、大変人気があります。そのため転売目的で購入される方も多く、2017年には販売中止になってしまいました。事実、メルカリやヤフオクには多くの放生会のおはじきが出品されています。
放生会のおはじきは、筥崎宮の公式サイトで購入することもできます。本サイトでは放生会について、『放生会とは?筥崎宮は九州最大の秋祭りで100万人が訪れます』で解説しています。また参道に並ぶ500軒もの屋台については、『放生会の屋台完全ガイド!博多っこの魂が躍る九州最大のお祭り!』でご紹介しています。こちらも、参考にして下さい。










