唐津くんちの曳山。子どもに人気の鯛
主役は国の重要な無形民俗文化財にも指定されている14台の「曳山」と呼ばれる豪華な山車。曳山は赤獅子や青獅子、亀と浦島太郎、鯛(子どもに一番人気!)など、各町が趣向を凝らして製作したもので、漆や金箔で装飾されています。この巨大な山車が町中を練り歩くところが最大の見どころです。ぜひ推しの曳山を見つけてみてくださいね!
10月頃から各町でお囃子の練習も始まり、唐津の街は祭り一色に染まります。
力強い太鼓や笛の広がり祭りを盛り上げ、力強い「エンヤ、エンヤ」という掛け声とともに、現場を進む様子は迫力満点!!地元の空気感を感じられるイベントです。
唐津神社周辺にはたくさんの屋台や出店が立ち並び、お祭りムード満点です!!
夜は照明で照らされた幻想的な曳山の姿を見ることができます。
唐津くんちの曳山。夜も見ごたえあり
2-1. イベント詳細
迫力ある曳き込みは必見です
【11月2日「宵山」唐津市大手口19:30出発】
くんちの前夜祭。宵曳山では曳山が各町から唐津神社へ向かいます。一番曳山の刀町「赤獅子」など6台が大手口を出発します!各曳山と大勢の見物客で大盛り上がりを見せ、各町の曳山が笛や太鼓を奏でながら町中を練り歩きます。提灯をともし、ライトアップされた曳山は、夜の唐津の町に曳山が浮かび上がり昼間とは違った幻想的な雰囲気が見どころです!
ライトアップされた曳山
【11月3日 「お旅所神幸」唐津神社前9:30出発】
この日の朝5:00に神前にて獅子舞を奉納し、邪気を清祓います。口元をカブカブと動かすところから「カブカブ獅子」と呼ばれています。
御旅所神幸は唐津神社の秋季例大祭のハイライトです!
9:30~御神輿が14台の豪華絢爛な曳山を伴い旧城下町を巡行し、西の浜へ向かいます。
御旅所である西の浜への曳込みは、祭りの最大の見せ場の一つ!
2~3トンにもなる曳山が砂地に埋もれながら力いっぱい進む様子は圧巻で、曳子たちの掛け声も最高潮に達します!
午後に曳き出しが行われるとその後は、旧城下町を巡行。
曳山が旧城下町を巡行する様子は、狭い道を通るため迫力満点です。地元の人々は通り沿いの家屋の2階から見物することも多いです。
曳山の様子。地域の人たちが力を合わせて山車を押します
【11月4日 「町廻り」(翌日祭)唐津神社前10:00出発】
翌日祭では、前日の御旅所神幸とほぼ同じ巡路で、14台の豪華な曳山が旧城下町を巡行します。各町の曳子たちは揃いの法被や鉢巻きを身に着け、威勢の良い掛け声とともに曳山を曳き回します!
午前中、曳山は市内を巡行し、昼頃に米屋町通りに14台が勢揃いします。
この時、各曳山の美しい装飾や細部を間近で見ることができます!
夕方には唐津神社横の曳山展示場に納められます。
翌日祭のフィナーレでは、曳子たちが曳山との別れを惜しみながら、最後の力を振り絞って曳山を曳きます。この感動的なシーンは、祭りの締めくくりにふさわしいものです!
(上記、時間などは、2023年の情報です。)
曳山「青獅子」は1824年に制作されました
2-2. 会場の詳細
唐津神社
〒847-0013 佐賀県唐津市南城内3-13
TEL 0955-72-2264 電話受付時間 8:30〜17:00
※曳山の行路(2023年)についてはこちらをご確認くください。
3. 事前準備について
11月といえど、当日のお天気やお祭りの熱気で暑くなることも。適宜、水分補給できるよう水分は忘れずに!
マイボトルなどがあると便利ですね!また、朝晩は冷え込むこともあるため、羽織るものがあると安心です。
長時間の立ち見や歩行が予想されますので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
また、祭りの屋台や地元のお店では現金のみのところも多いため、現金を持ち合わせておくこともお忘れなく!
思わぬ怪我の応急処置用に絆創膏や持病がある人は薬を携帯しましょう。
4. こんな方にオススメ
美しく飾られた重さ2~3tの曳山14台が神輿を護衛し迫力ある曳き込みを間近で感じたい人!
また、お祭り見物や観光と併せて、唐津グルメを堪能したい人!「魚(ギョ)ロッケ」は唐津発祥の名物!他にも、「イカの活き造り」や「唐津バーガー」など、唐津ならではの美味しいものもたくさんあります!一度、ご賞味下さい。
唐津名物。唐津バーガー
唐津のイカもおすすめ。活き造りを試してみては
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