目次
博多どんたくという名前を聞いたことあるけど、詳しくは知らないという方に向けて、歴史から楽しみ方、出店やお土産まで丁寧に解説します。博多どんたくはどんな祭りか知ったうえで出かけると楽しさが倍増しますよ。今年は博多どんたくに出かけてみませんか？
効果的なSEO対策でGoogle上位表示させた実績があります。集客に困っている方はこちらからお問い合わせください
1. 博多どんたくはどんな祭り?
博多どんたくは、福岡市で毎年5月3日・4日に開催される日本最大級の市民祭りで、地元の人々と観光客が一体となって楽しむ伝統行事です。山笠、放生会と並び、博多三大祭りのひとつに数えられており、2日間の動員数は毎年200万人を超えています。
1-1. 博多どんたくの源流、博多松囃子とは
博多どんたくの起源は、平安時代末期の1179年（治承3年）に始まったとされる「博多松囃子（まつばやし）」にさかのぼります。
博多松囃子は、福岡県博多で約800年続く伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。毎年5月3日・4日に行われるこの祭りは、福神（ふくじん）、恵比須（えびす）、大黒（だいこく）の三福神と稚児舞（ちごまい）で構成され、市内の商店や企業、神社などを巡りながら祝福の舞を披露します。博多松囃子は、かつて正月に行われていましたが、現在は「博多どんたく港まつり」の一部として開催され、多くの観光客を魅了しています。三福神の行列では、神馬に乗った三福神が町を回り、「祝うたぁ！」の掛け声とともに祝福します。また、稚児舞では、女の子が美しい衣装を着て伝統的な舞を披露します。
また、松囃子には「傘鉾（かさぼこ）」と呼ばれる装飾が施された大きな傘が使われており、これを子どもがくぐると健康に育つといわれています。
1872年（明治5年）に一度禁止されましたが、1879年（明治12年）に再開され、この頃から「博多どんたく」と呼ばれるようになりました。「どんたく」の名称はオランダ語の「Zondag（ゾンターク／日曜日・休日）」に由来し、庶民が休日を祝うという意味が込められています。
さらに戦時中の中止を経て戦後の1946年に「松ばやし」と「どんたく」が復活し、翌1947年には福岡商工会議所の主導で本格的に再開されました。
現在では、市民や企業団体が華やかな衣装をまとい、市内を練り歩くパレードや、各所でのステージイベントが開催され、毎年200万人以上の来場者を誇る大規模な祭りへと成長しました。福岡の春を象徴するイベントとして、多くの人々に親しまれています。
1-2. 博多どんたくの伝統は、しゃもじをたたいて踊る
博多どんたくの参加者の多くはしゃもじを打ち鳴らしながら踊ります。「なぜしゃもじ？」と思う人も多いのではないでしょうか。
博多どんたくでは、伝統的なしゃもじを打ち鳴らしながら歩くのが特徴です。この習慣は、昔、どんたく囃子（ばやし）が通りを通ったときに始まりました。楽しい音にひかれて、夕ごはんを作っていたお店のオカミさんが思わずうれしくなり、手にもっていたシャモジをたたいて、お囃子に合わせて加わったのがきっかけと言われています。それ以来、しゃもじをたたいてお祭りを楽しむのが、どんたくならではの伝統になりました。
1-3. 明治通りを中心に市内各地で開催！
博多どんたくは呉服町から天神にかけて続いている明治通り（どんたく広場）を中心に、福岡市内各地の演舞台や商業施設どんたくは広範囲で開催され、パレードが行われる「どんたく広場」と、各地に設置される「演舞台（ステージ）」が主な会場となります。
パレードの中心は「どんたく広場」と呼ばれる明治通り一帯で、ここでは朝から夕方まで多くの団体が次々とパフォーマンスを披露し、観客も一緒に楽しめる雰囲気が魅力です。
起業家インタビュー記事は、通常の広告とは異なり、社長個人の魅力をアピールできます。起業エピソードなどを通じて、会社への興味を喚起する効果があります。「新規顧客獲得」「知名度アップ」「社員採用」「会社のブランディング」にお役立て下さい！
2. 見る？撮る？参加する？ 自分なりの博多どんたくの楽しみ方を見つけよう
一口に博多どんたくと言っても、楽しみ方はさまざま。博多どんたくをより楽しむ方法をご紹介します。
2-1. 見て楽しむならパレード！観光桟敷席で特等席体験
博多どんたくの最大の見どころでもある「どんたくパレード」。明治通りを舞台に、さまざまな団体が華やかな衣装をまとい、音楽とともに行進します。マーチングバンドやバトントワリング、高校の吹奏楽部、自衛隊や消防隊の楽団など、バラエティ豊かなパフォーマンスが楽しめます。
沿道でも十分楽しめますが、ゆっくりじっくり見たいなら観光桟敷席（かんこうさじきせき）がおすすめです。観光桟敷席パレードを快適に観覧できる有料観覧席です。特に水上公園に約400席設置される席は、パレードを最前列で見られる絶好のスポット。例年、多くの観光客が利用します。
観光桟敷席 チケット情報
チケットは3月1日から販売されます。人気の観覧席のため、早めの購入がおすすめです。
■前売り券：3,500円（チケットぴあ、ローソンチケット、カンフェティ、ファミリーマートで購入可能）
■当日券：4,000円（水上公園内の臨時観光案内所で販売。ただし、前売り券が完売した場合は販売なし）
以下の記事でパレードについて詳しく解説しています！
2-2. 見て楽しむなら演舞台もおすすめ！福岡市役所前と博多駅前をおさえておこう
市内約30か所に設置された演舞台で多彩なパフォーマンスが繰り広げられます。それぞれの演舞台では、ダンスや歌、伝統芸能などさまざまなプログラムが組まれており、訪れる人々を楽しませてくれます。特に福岡市役所前と博多駅前に設置される演舞台は規模が大きく、最も注目されるパフォーマンスが行われる場所です。ここでは有名アーティストやご当地アイドルのステージが披露されることも多く、観客が大いに盛り上がります。
また、天神ソラリアの演舞台では、どんたくの象徴ともいえる「どんたく囃子」の演奏が響き渡ります。この伝統的な音楽が流れると、どんたくの雰囲気が一層高まり、訪れた人々に祭りの醍醐味を感じさせます。
各演舞台では、地元の子どもたちによるダンスや太鼓の演奏なども見どころの一つです。さらには、テレビ局による生中継が行われることもあり、祭りの熱気を全国に伝えています。特に本舞台では、有名アーティストが出演する前夜祭や特別ステージが開催されるため、観覧を希望する場合は早めにスケジュールをチェックしておくとよいでしょう。
多様な演目が揃う博多どんたくの演舞台は、どの会場を訪れても楽しめる魅力にあふれています。自分の興味に合ったパフォーマンスを見つけ、祭りの熱気を存分に味わいましょう。
2-3. 参加して楽しむなら総踊り！誰でも飛び入りOK！
総おどりは、博多どんたくのフィナーレを飾る大規模な参加型の催しです。例えば夏の風物詩である盆踊りは誰が輪の中に入って踊ってもよいですが、博多どんたくの総踊りも同じように誰が参加してもOK！どんたくの最後に、パレードの参加者も観客も一緒になって踊り、祭りのクライマックスを迎えます。地元の人も観光客も大人も子どももみんなで楽しめますよ。
| 開催場所 | 呉服町拠点、中洲川端拠点、水上公園（広場本部）、どんたく広場（お祭り本舞台） |
| 開催時間 | 5月4日 17:50～18:20 |
2-3. 撮って楽しむなら花自動車！特に夜がおすすめ！
博多どんたくのもう一つの見どころが「花自動車」です。どんたく期間中、華やかに装飾された花自動車が市内を巡回し、祭りの雰囲気を一層盛り上げます。かつては「花電車」と呼ばれ、路面電車を装飾して運行していましたが、現在は自動車でその伝統が引き継がれています。
花自動車は決められたルートとスケジュールに沿って運行されており、時間をチェックすれば狙った場所で見ることが可能です。ただし、道路の混雑状況によって多少の時間変動があるため、余裕を持って待機すると確実に楽しめます。特に夜間の花自動車は、ライトアップされた華やかな装飾がより一層美しく映えるので撮影するなら夜がおすすめです。昼間のパレードや演舞台を楽しんだ後、夜に花自動車を観賞し、最後に福岡名物のラーメンを味わう、というのがどんたくを満喫するおすすめの流れです！
以下の記事は博多どんたくの完全ガイド！どんたくを見に行くならチェックしておいて損はなし！
3.どんたく名物！出店を楽しむなら天神・中州エリア
博多どんたくでは、祭りの雰囲気を盛り上げる多くの出店が並びます。定番の屋台グルメから地元ならではの味まで、訪れた人々を楽しませるポイントの一つです。
出店は、天神エリアや博多駅周辺に多く見られ、どんたく広場や演舞台の近くにも点在しています。以下は食べ歩きをされている方の動画ですので、参考にしてみてくださいね。
特に天神中央公園には屋台が集結！「はしまき」や「梅が枝餅」などの福岡グルメをはじめ、様々なグルメがずらっと並びます。
4. 編集部おススメ！福岡のお土産10選
博多どんたくを楽しむ福岡観光のお土産を編集部が勝手にご紹介します！福岡ならではの美味しくて、楽しいおみやげがあれば、旅のお土産話も盛り上がること間違いなし！
4-1. Shikinoiro Premium Coffee Gift
Shikinoiro Premium Coffee Gift 福岡お土産に最適なコーヒーギフト
福岡市博多区にあるカフェ、四季のいろでは福岡のイベントにちなんだコーヒーギフトを販売しています。もちろんどんたくパッケージのデザインもあり、博多どんたくのお土産にぴったりです。ドリップコーヒーにはコーヒー鑑定士が厳選したスペシャリティコーヒーを使用しており、香り豊かな苦みのあるコーヒーを楽しめます。ばらまきにもおすすめです！店頭や公式ショップでも購入できます（公式ショップでは商品を選択し、種類選択で「博多Ver」を選んでください）。
4-2. みんな大好き「博多通りもん」
※公式サイトより
なんと、博多どんたくが由来のこのお菓子。どんたく衣装に身を包み、三味線を弾き、笛や太鼓を鳴らして練り歩く人たちを博多弁で「通りもん（とおりもん）」というそうです！
ミルク風味の柔らかい皮をどんたくのハイカラ衣装に見立てこの名がついたそう。白あんのしっとり甘いおまんじゅうです。コーヒーやお茶うけにぴったり福岡銘菓。迷ったらこれ！
4-3. 三日月クロワッサン
※公式サイトより
迷ってしまうほど、たくさんの種類のクロワッサン！一つ300円前後で味によって少し値段が変わります。編集部おすすめは「紅茶」と「きなこ」。おやつ系はもちろん、プレーンはサンドイッチなどにしてもおいしく頂けます！おしゃれな袋に小分けになっているので、お土産にも渡しやすいと編集部で人気です！
4-4. ウエストうどん
※公式オンラインショップより
つるつるもちもち麺に、アゴの出汁の博多うどんのセット！手軽に食べられる、食事系のお土産。4食入りなので、ファミリー向けのお土産にも最適です。生麺で少々重いですが、福岡ならではのうどんの味をぜひお試しください！
4-5. 羽かたっこサブレ（石村萬盛堂）
※公式サイトより
鶴乃子で有名な石村萬盛堂の「羽かたっこサブレ」鶴が羽を広げたような形に見えたといわれる博多湾をイメージされた形のサブレは、ほんのり甘くしっとり食感。優しい甘さで小さいお子さんでも食べやすく、編集部ママスタッフのおすすめです！ブルーのパッケージもかわいい！
4-6. あまおう苺入りわらび餅「博多あまび」（伊都きんぐ）
※公式オンラインショップより
福岡県産あまおう苺を使用したわらび餅。あまおうイチゴの甘酸っぱい豊かな風味とつるつるもちもちの食感がおいしい！５月末頃～11月下旬までの期間限定商品なので、どんたくの時期に買えない場合は、期間開始後お取り寄せも可能です！同じく伊都キングから出ている、フルーツとクリームの「どらきんぐ」もおすすめです！
4-7. ひよこ（茶ひよこ）ひよ子本舗吉野堂
※公式オンラインショップより
かわいらしいひよこの形のおまんじゅう。東京でも有名な「ひよこ」ですが、実は福岡が発祥。そのひよこの期間限定バージョン「茶ひよこ」。福岡八女美緑園製茶の新茶から精製した抹茶を合わせた香り豊かな抹茶餡で福岡ならではのひよこです！こちらも5月中旬から8月下旬の期間限定！
4-8. 博多ぽてと（二鶴堂）
※公式サイトより
「博多の女（ひと）」で有名な二鶴堂の、九州産のサツマイモを使用した、しっとりほどよい甘さの「博多ぽてと」。冷やしても温めてもおいしいスイーツです。牛乳との相性抜群でお子さんのおやつにもぴったり！日持ち30日もおみやげとしては嬉しいです！
4-9. 茅乃舎のだし
※公式サイトより
お料理好きの方や実家へのおみやげに最適な「茅乃舎のだし」。かつおだしやあごだし、野菜だしなどたくさんの種類があります。手軽なだしパックや、粉末スープ、「きちんと感」のあるパッケージの贈答用のものまで、用途に応じて選べます。ちょっとしたご挨拶での手土産としてもぴったりです。
4-10. 棒ラーメン（マルタイ）
※公式サイトより
棒状のインスタントラーメンのパイオニア！50年以上の歴史を誇る、福岡の愛されラーメン！最近では、香港や台湾でも人気だとか。お土産に渡しやすい乾麺ですぐに会えない友人へのお土産や、長期保管できるので、自分へのお土産にして、後日楽しむのもいいですね！昭和レトロなパッケージも◎
5. 博多どんたくはどんな祭り？まとめ
いかがでしたか？博多どんたくの魅力や楽しみ方を感じて頂けましたでしょうか。
歴史深く熱気あふれる「博多どんたく」。ぜひ博多っ子のパッションを感じに遊びに来てはいかがでしょうか。
▼他のイベント情報もチェック！
福岡のお仕事多数！仕事コネクションでは、希望するライフスタイルに合わせて「働きたい！」をしっかりサポートいたします。自分らしく働ける職場を見つけませんか？
