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児童手当の拡充とは?第3子以降は年齢問わず月額3万円を支給へ

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児童手当とは、子供を養育している世帯に支給される給付金の一種です。2024年6月5日「子ども・子育て支援法」が参議院本会議で可決・成立しました。この法律は、子育て支援策を一元化し、より切れ目のない支援体制を構築することです。

そして2024年10月から、子ども1人15,000円の児童手当が拡充します。また所得制限や年齢制限も緩和されます。実際の支給は、2024年12月開始の予定です。本記事では、拡充のポイントや申請方法、計算等について詳しく解説します。

1. 児童手当とは

児童手当とは、給付金の一種で、子供を養育している世帯に支給されるものです。これは、1972年以降支給されています。この児童手当の目的は、次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することです。

児童の定義は、「18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者」です。また日本国内に住所を有する必要があります。

2. 児童手当拡充のポイント

2-1. 変更のポイント

2024年10月からの児童手当の変更点のポイントは、以下になります。児童1人につき月額10,000円(3歳未満は15,000円)が支給されます。また18歳(高校生)までの児童が対象になり、所得制限も撤廃されます。そして第3子以降は、月額30,000円に増額されます。

変更前の支給額  変更後の支給額
 0歳から2歳まで 15,000円  15,000円
3歳から小学生まで 10,000円(第3子以降は15,000円) 10,000円(第3子以降は30,000円)
中学生 10,000円 10,000円(第3子以降は30,000円)
高校生 なし  10,000円(第3子以降は30,000円)

2-2. 所得制限の撤廃

現行の児童手当では、所得制限限度額未満の場合、3歳未満は月額15,000円です。また3歳から小学校修了前の第1子と第2子は、月額10,000円です。そして3歳から小学校修了前の第3子以降は、15,000円です。

次に所得制限限度額以上、所得上限限度額未満の場合、月額5,000円です。最後に所得上限限度額以上の場合、支給対象外になります。これらの所得制限が、2024年10月から撤廃されます。

2-3. 支給回数は年3回から6回へ

今回の変更では、児童手当の支給回数が3回から6回へ倍増されます。すなわち支払い月は、4月、6月、8月、10月、12月、4月になります。制度改正後の最初の支給日は、令和6年12月10日になります(10月、11月分)。

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3. 申請について

児童手当の制度改正にあたって、状況によっては申請が必要な方と不要な方に分かれます。

3-1. 申請が必要な方

制度改正後の令和6年12月10日の支給を受けるためには、令和6年11月20日まで申請する必要があります。申請が必要な方は、以下になります。

① 所得上限を超えており、児童手当を受給されていない方
② 末子が高校生年代以上であり、児童手当を受給されていない方
③ 児童手当を受給していて、経済的負担をしている大学生年代の子がおり、子どもが3人以上いる方
④ 児童手当を受給しており、高校生世代の子を別世帯で養育されている方

3-2. 申請が不要な方

申請が不要な方は、以下になります。令和6年10月中旬に額改定通知が送付されるので、確認しておきましょう。

① 所得上限を超えており、児童手当を受給されていない方
② 末子が高校生年代以上であり、児童手当を受給されていない方

4. 児童手当の申請について

ここでは、児童手当の申請のポイントについて解説します。

4-1. 児童手当の認定請求について

初めて子どもが生まれた時間など、新しく児童手当の対象となる時に必要な手続きです。手続きのポイントを、以下に記します。

① 1人目の出産時に必要となる初回の認定手続き
② 出生から15日以内手続きする必要があります
③ 申請した翌月分から支給対象となります

4-2. 対象となる方

児童手当を受けるためには。現在住んでいる市区町村から認定を受ける必要があります。特に1人目の子どもの出生時のように初めて児童手当の対象になる場合や、他の市区町村から転入する際に必要です。

ご両親がいらっしゃる世帯の場合、原則的には所得が高い方の親が受給者となります。

4-3. 手続きに必要なもの

児童手当に申請に必要なものを、以下に記します。

① 市区町村ごとの認定請求書
② 認印
③ 申請者本人名義の振込先口座の通帳等
④ 申請者本人の確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
⑤ 申請者と配偶者の個人番号確認書類(マイナンバーカード、通知カードなど)

4-4. 提出先

現在の住所がある市区町村の役所で手続きを行います。郵送だけでなく、オンラインでの手続きに対応してる場合もあります。詳しくは、現在お住まいの市区町村に確認しましょう。

4-5. マイナポータルでの手続き

児童手当は、政府のマイナポータルで手続き申請ができます。申請されたデータは、各自治体で受けつけされ、処理されます。そのポイントを、以下に記します。

① 申請する自治体を選択する
② 希望の自治体が表示されない場合は、電子申請に対応していません
③ 目的と異なる申請ページが表示される場合や、申請ページが表示されない場合は、トップページに戻り、再度手続きを検索して下さい

5. まとめ

2024年10月から変更される児童手当の変更点のポイントを以下にまとめます。

・現在の中学卒業までから、高校卒業まで延長されます
・所得制限が撤廃され、今後は全員に支給されます
・第1子が高校を卒業しても、第3子の加算が受けられます
・支給額は、3歳未満月額15,000円、3歳~18歳は月額10,000円、第3子以降は月額30,000円
・支給回数は、年3回から年6回(隔月)に倍増されます
・支給開始時期は、2024年12月です

 

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